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2010年 08月 29日
●意外?初公開で分かった刑場「最後の一服」は禁止だった
法務省が27日、初めて公開した死刑の刑場(東京拘置所内)。小綺麗な内装や構造だけでなく、内部は禁煙で「最後の一服」がなく、首を吊るためのロープは再利用されるなど、隠された習慣も明らかになった。 全国7カ所にあるが、国会議員の視察が過去3回行われた以外は公開されていなかった刑場。制度に慎重な千葉景子法務相(62)が先月28日、執行に立ち会い、国民的議論のきっかけにするため、公開を決めた。 死刑囚は普段は独居房で午前7時起床、午後9時就寝の生活を送る。業者とバイト契約を結び、作業で報酬を得るのも可能。服は私服で、新聞や雑誌、書籍が買える。 また弁当のほか、ぶどう、カニやウナギの缶詰、どら焼きなども買えるので食うに困らない。面会は原則、親族と弁護士のみだ。 注目の死刑執行は当日朝に言い渡される。「1975年に前日予告し、自殺者が出た」(同省矯正局)といい、その後、当日が定着した。 希望により刑場内の教誨室で数十分間、旧知の教誨師に最後のお祈りを受ける。ここで拘置所提供の和菓子や果物も口にできるが、たばこや酒はない。 同室には仏壇があり、スライドすると神棚、キリスト教徒は扉を閉めて十字架を掲げる仕組み。「1日に複数回執行する場合もある」(同)が、スムーズにこなせる。 教誨が終わると執行室の前の部屋へ移動。前で腕組みをして手錠、足にゴムバンドが巻かれる。視線の先には青いカーテン。これが死刑囚の生涯最後となる光景だ。 医療用ガーゼで目隠しされるとカーテンが開き、踏み台の上へ。3人の職員が同時にボタンを押して踏み台が外れ、医師が死亡を確認した5分後に遺体が下ろされる。踏み台の真下には排水溝が設置されていた。 ボタンを押した職員には1人2万円の特別手当が支給されるが、「執行経験の有無はだれにも話さないのが、この世界の不文律」(同)。 これまで「一度の失敗もない。抵抗した場合は相応の人数で実力行使する」(同)というが、粛々と罪を償うケースが通常だという。ちなみにロープは「刑場ではない」という理由で公開されなかったが、捨てることなく再利用するという。 2010年8月28日(土)17時0分配信 夕刊フジ(niftyニュースより転載) ▲ by nemakima | 2010-08-29 10:39
2010年 08月 29日
少し長いですが・・・載せます
特集:死刑を考える 東京拘置所、刑場公開 教誨室、前室、執行室、ボタン室… 法務省は27日、東京拘置所の刑場を公開した。刑場の撮影まで認めたのは初めてとみられ、死刑制度を巡る動きに新たな一歩をしるした。刑場公開を機に、日本における死刑の現状や歴代法相のスタンス、執行までの流れ、世界のすう勢などをまとめ、今後の議論を展望する。【石川淳一、木戸哲】 ◇教誨室、前室、執行室、ボタン室、立ち会い室 この日公開されたのは教誨(きょうかい)室▽前室▽執行室▽ボタン室▽立ち会い室。教誨室は死刑囚が遺言を述べ、茶や菓子も出される。前室では拘置所長から執行を告知され、ガーゼの目隠しや胸の前で両手に手錠をつけられる。 執行室中央の踏み板の上で両足も縛られ、拘置所幹部の合図で、ボタン室の刑務官3人が一斉に三つのボタンを押す。いずれかで踏み板が開く仕組み。拘置所長らは立ち会い室にいて、執行室下段に落ちた死刑囚の死亡を確認する。下段の立ち入りは認められなかった。 ◇厳罰化傾向が加速 収容中の死刑囚100人以上に急増 死刑の執行者数は、戦後から70年代中盤までは年間2けたも珍しくなく、1957年と60年の各39人が戦後では最多だ。89年11月の執行後に4代の法相が執行命令を出さず3年4カ月にわたって死刑が停止され、93年3月の再開で同年に7人に執行されて以降も、06年までは年1~6人の執行にとどまり「抑制的」とみられてきた。 だが、07年以降は事情が変わる。厳罰化傾向の加速により04年から毎年10人以上の死刑が確定したことに伴い、90年代には50人台だった収容中の死刑囚は07年に100人以上まで急増。 こうしたことから、07年8月に法相に就任した鳩山邦夫氏は、法相の判断に依拠しない「自動執行」の方向性を問題提起した。法相在任中(05年10月~06年9月)に執行命令を出さなかった杉浦正健氏以降、07年の執行は3回9人、08年は5回15人、09年は2回7人に上り、一時は2カ月に1度のハイペースが保たれた。93年の死刑再開後の執行は84人に上る。 ところが09年9月、民主党に政権交代して千葉景子法相が就任。今年7月28日の執行までの1年間、執行は見送られた。 現在収容中の死刑囚は107人。名張毒ぶどう酒事件の奥西勝死刑囚(84)のように判決確定から40年近く拘置所に収容されている死刑囚がいる一方、大阪・池田小乱入8人殺害事件の宅間守元死刑囚(執行時40歳)のように確定から約1年で執行されたケースもある。 近年は、最高裁判決を待たずに上訴を取り下げるなどし、1、2審で死刑を確定させる死刑囚が目立つのも特徴だ。 ◇19の罪の最高刑 ◇執行の流れ 刑確定→法相命令 5日以内に 現行法は殺人や強盗殺人、現住建造物等放火など19の犯罪について法定刑の上限を死刑と定めている。 通常の事件の場合、警察が逮捕した容疑者を検察官が起訴して裁判が始まり、地裁、高裁を経て最高裁で死刑が確定することが多い。だが、被告側が控訴・上告しなかったり、弁護人の控訴・上告を被告自ら取り下げて確定することもある。 判決が確定すると、法相の命令で死刑が執行される。刑事訴訟法は「法相は確定から6カ月以内に命令を出さなければならない」と定めているが、再審請求中や共犯者の裁判中は「6カ月」に算入しないとの規定もあり、実際は再審請求中のような場合は執行が原則見送られている。 法相が命令を出した場合は、刑訴法の規定により、5日以内に執行される。執行は検察官の指揮に基づいて行われるため、検察官が立ち会うことになっている。 ◇139カ国、事実上廃止 09年執行、18カ国 死刑廃止を求める国際人権団体「アムネスティ・インターナショナル」が09年に国連加盟の192カ国を含む計197カ国を調査したところ、世界で死刑を廃止している国は104カ国。 死刑制度を残していても10年以上執行がない国は35カ国あり、計139カ国が事実上の死刑廃止国となっている。一方、死刑制度を存置させている国は58カ国・地域あるが、09年に死刑を執行したのは日本も含めて18カ国にとどまった。 死刑廃止の機運は、基本的人権の尊重を定めた1966年の国連による国際人権規約採択以降、欧州を中心に高まり、89年に国連総会で死刑廃止条約が採択された(発効は91年)。 冷戦崩壊で東側諸国の民主化が進んだこともあり、廃止国は90年の46カ国から急増。欧州では09年、執行が一件もなかった。欧州連合(EU)は死刑廃止を加盟条件にしている。 一方、存置国は政府が死刑の執行を公表しない国も多い。アムネスティの調べでは、中国では68罪に死刑が規定され、09年は数千人に執行されたとみられるが、正確な数は不明だ。イラン、イラクでも100人以上に執行されたとみられる。 執行は絞首刑が多いが、石打ちや銃殺を採用する国もある。09年の死刑判決は少なくとも56カ国で2001人。中国は今年に入り、麻薬密輸罪で死刑が確定した日本人4人の刑を執行し、日本政府は「刑が重すぎる」と懸念を表明した。 国連は07年12月の総会で、EUなどが提出した死刑執行の一時停止を求める決議案を初めて採択した。08年には国連の国際人権規約委員会が、処遇の見直しや、精神的苦痛を軽減するため死刑囚への執行日時の事前告知を日本政府に勧告。存置国への国際世論の批判は強い。日本弁護士連合会も政府に執行停止を求めている。 ============== ◇上限に死刑を定める罪 《刑法》 ・内乱首謀 ・外患誘致=外国と通謀(つうぼう)して国家に武力行使させる罪 ・外患援助=外国から武力行使があった場合に加担する罪 ・現住建造物等放火 ・激発物破裂=火薬、ボイラーなどを破裂させ住居などを損壊する罪 ・現住建造物等浸害=出水させて住居などを浸害する罪 ・汽車転覆等致死 ・往来危険による汽車転覆等致死 ・水道毒物等混入致死 ・殺人 ・強盗致死 ・強盗強姦(ごうかん)致死 《特別法》 ・爆発物使用(爆発物取締罰則) ・航空機墜落等致死(航空危険行為等処罰法) ・航空機強取等致死(航空機強取等処罰法=ハイジャック防止法) ・人質殺害(人質強要行為等処罰法) ・決闘殺人(決闘罪に関する件) ・組織的殺人(組織犯罪処罰法) ・船舶強取・運航支配等致死(海賊対処法) 毎日新聞 2010年8月28日 東京朝刊(毎日jpより 転載) ▲ by nemakima | 2010-08-29 10:33
2010年 08月 29日
元刑務官「かかわりないと思わないで」
刑場公開で取材に応じる元刑務官の坂本敏夫さん。「自分とかかわりないこと」とは思ってほしくない。誰もが死刑になるかもしれないし、被害者になる可能性もある。裁判員裁判で判決を出す側に回るかもしれない」 8月27日16時52分配信 時事通信(Yahooニュースより転載) 免田さん「進歩だと思う」=刑場公開 死刑囚で初めて再審無罪となった免田栄さん。その日、役人がどこの部屋の前で止まるか。自分の部屋か、隣の部屋かーー。役人が出て行き、舎房の扉が閉まると、「きょうは助かった」と思う。 8月27日16時52分配信 時事通信(Yahooニュースより転載) 「残虐さ隠した」「遅過ぎる」=死刑反対の民間団体-刑場公開 法務省が刑場を公開した27日、死刑制度に反対しているアムネスティ・インターナショナル日本(東京都千代田区)は「ロープは外された状態で、踏み板が開く様子は公開されず、死亡を確認する部屋も非公開とされた。残虐さを隠そうとする不十分な公開だ」と批判する声明を出した。 担当者は「死刑制度をめぐる日本の秘密主義は国連などから繰り返し非難されている」と指摘。「執行順を決める手続き、死刑囚の処遇などを知ることができない現状では、『国民的議論』は難しい」として、さらなる情報公開を求めた。 同じく死刑に反対するNPO法人監獄人権センター(同)の田鎖麻衣子事務局長も「公開は当然だが、遅過ぎた。公開されてこなかったこと自体が間違いで、これをきっかけに幅広い情報の開示がなされなければならない」と語った。(2010/08/27-12:59) 時事ドットコムより転載 ▲ by nemakima | 2010-08-29 07:39
2010年 08月 26日
日本の消費社会を支えるために必要な地球は「2.3個」
2010年8月、WWFジャパンとグローバル・フットプリント・ネットワーク(Global Footprint Network=GFN)は、共同で『エコロジカル・フットプリント・レポート 日本2009』を発表しました。 これは、世界の木材や水産物などの資源の消費や、二酸化炭素(CO2)の排出により、日本がどれくらい、どのような形で、地球の自然環境に負荷をかけているかを示したもの。日本の総合的なエコロジカル・フットプリントをまとめた内容としては、初となる報告書です。 エコロジカル・フットプリントとは、地球環境が本来持っている生産力や廃棄物の収容力と、人間による消費量や廃棄量とを比較し、「グローバル・ヘクタール(gha)」という理念上の面積に換算した数値です。 この数が高ければ「環境への圧力が強い国」、つまり、その生活を支える上で、「広大な地球の面積を必要とする国」ということになります。 日本の場合、国民一人あたりの、このエコロジカル・フットプリントは、「4.1gha」でした(2006年)。 ところが、地球1個分が持つ生産力・収容力を、世界人口一人あたりで計算すると「1.8gha」にしかなりません。日本の「4.1」という数値は、このおよそ2.3倍に相当します。 つまり、世界中の人々が、現在の日本と同じ大量消費社会を作り上げたなら、2.3個分の地球が必要になってしまう、ということです。 ![]() (WWF 公式サイトより抜粋) 詳しくはこちらをどうぞ。 今日から自分にできることは?たとえば、衣食住を質素に簡潔にすること。 消費生活を控えること。早寝早起きをすること。手作りをすること。 うーん、まだまだありそう、考えてみます。 ▲ by nemakima | 2010-08-26 18:14
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